そのため、招待状の噂が広まった頃、ちょうど訪れていた【シスタール】のエリアでは吟侍に取り入ろうという動きがあったのだ。
 取り入ると言っても吟侍を洗脳して、自分の思い通りにしようという魂胆だった。
 【カステヘルミ】は、
「さぁ、ダーリン。こちらに……」
 と言って、吟侍の手を引く。
 吟侍は、
「あ、うん……」
 とうつろな表情だ。
 最も強力な洗脳術をかけられてしまった。
 【カステヘルミ】は、
「さぁ、ダーリン、邪魔者を始末して……」
 と言った。
 吟侍は、
「わかった……」
 と答えた。
 【カステヘルミ】の言う【邪魔者】とはレスティー、ディアマンテ、エクス/クェスの事になる。
 吟侍以外は邪魔なだけ。
 吟侍によって、彼女達を始末させようとしているのだ。
 その後悔の念を利用して、さらなる強力な暗示をかけようとしている。