質、量共に最強の【シスタール】と呼べるだろう。
 他の【シスタール】により授かった言葉も【カステヘルミ】の言葉で否定されれば、無視されるという事にもなるらしい。
 それだけ、【カステヘルミ】の言葉はこのエリアでは絶対的な立場だった。
 このエリアの至る所に【カステヘルミ】を称える(?)銅像が建っていた。
 シスターに近い服装で髪の長い女――銅像からその事だけはよくわかった。
 吟侍はこのエリアの住民達の表情を見た。
 どれも【シスタール】の言葉を信じて疑わない。
 【シスタール】のためならば、例え、死すらいとわないという様な表情をしている。
 明らかに洗脳の気配が感じられる。
 洗脳者――それが、今回の敵となるのかと思った。
 吟侍達の前に【シスタール】達が現れる。
 【シスタール】達は、口々に、
「信じる者は救われる」
「大いなる存在を崇めよ」
「我が言葉は、上なる存在の言葉なり」
「高位なる存在を敬え」
「救いを求めよ」
 等々言ってきた。