03 【シスタール】カステヘルミの洗脳


 吟侍達は【宇宙海】のエリアの前の最後の壁となるエリアに降り立った。
 ここは【シスタール】のエリアと呼ばれる場所だった。
 【シスタール】とは地球で表現するならば、聖職者、指導者、教主、神父などがそれに近い立場であると言えるだろう。
 女性だという事を考慮すると呼び方も近いという事もあり、修道女、シスターの方がしっくり来るかも知れない。
 地球で言えば神の教えなどを説いて聞かせるという立場だが、【シスタール】は高次元生命体の教えという立場をとっている。
 【崇高なる存在】という事になっているが、それは【神】という事ではない。
 自分達よりも高度な存在――それの教えを説いて聞かせる立場だと言える。
 この【シスタール】のエリアは文字通り、【シスタール】達が支配しているエリアと言える。
 【シスタール】と一口に言ってもピンからキリまで存在し、その優劣はどのくらい高度な存在の声を聞き取れるかという事と、どのくらいの数の高度な存在の声を聞けるかという事の二点が挙げられる。
 質で言えば、レベル1からレベル1000000以上の高度の存在が居て、量で言えば1つの存在から1000以上の存在の声を聞く事が出来る【シスタール】がこのエリアのあちこちに存在しているという。
 その中でも頂点に居るのが【カステヘルミ】という名前の【シスタール】だ。
 彼女はレベル1280000以上の高度な存在の声が聞けて、更に、それらの数は1700以上にのぼるという。