【七大ボス】?
 答えを求める様にフェンディナ・マカフシギは、【デュジル】1-1の方を見た。
 それを見た【デュジル】1-1は
「ふぅ……」
 と軽くため息をつき、
「あら、知らなかったの?私達【デュジル】と【ラクン・シュアル】とあそこの二名、青い体に顔のついている赤い髪の女が【バーンエディラ】、眼鏡の女が【ヴェレイ】――は複合多重生命体(ふくごうたじゅうせいめいたい)という区分での【七大ボス】って呼ばれているのよ。フェンディナ・マカフシギ――もちろん、貴女も含めてね。弱い方っていうのは語弊(ごへい)があると思われるかも知れないけど、残る二名が別格過ぎるのでね。悲しいことに、どうしても私達は弱い方として扱われるのよね。ちなみに残る二名とは【ウェルヴェレ】って存在と、クアンスティータの事よ。クアンスティータと同じ区分に数えられるっていうのは光栄ではあるけれど、一緒にされたくないって……」
 と言ったのをフェンディナ・マカフシギが、
「ちょっと、待ってください。クアンスティータって化獣に区分されるんじゃ?」
 と言って遮った。
 【デュジル】1-1は、
「クアンスティータは複数の区分に属しているのよ。クアンスティータにあやかりたいという存在は腐るほどいるからね。うちの区分にも是非という所は多いのよ。その中でも正式に認められるのはその極一部だけ。【化獣】という区分では、怪物ファーブラ・フィクタと魔女ニナの間に生まれたという事と、勢力を持っているという共通点で、【七大ボス】という区分では複数の体を持っているという区分で認められているわ。例え、余りにも大きすぎる実力の差が開いていようとも同じ共通点が認められれば同じ区分で取り扱われるのよ。【七大ボス】は全員、複数の体を持って居る――ただ、それだけの事よ」
 と言った。