フェンディナ・エラーズは、
「名乗りなさい」
と続ける。
相手の名前を名乗らせる前にはまず自分から――という事は言わない。
今回の相手は自分達をある程度、知っている。
知っている上で、見ている。
そう感じ取っていたからだ。
声の主は、
「初めまして。私達は【デュジル】。第一層のデュジルと名乗るのが正しいかな?」
と言った。
【デュジル】――どこかで聞いた名前だ……
フェンディナ・マカフシギは自分の記憶を探る。
下手をすると記憶にさえ残って居ない――そんなちょっとしすぎた記憶の中に【デュジル】という名前はあった。
それは、フェンディナ・マカフシギがまだ、セレークトゥース・ワールドに行く前、クアンスティータの誕生事件が起こっていて、混乱しかけていた王杯大会エカテリーナ枠でのトーナメント戦の途中でスカウトに来た、赤いフードの男、【クトゥーアル】――フェンディナをスカウトに来たその男の口から確か、その名前がでた。
【クトゥーアル】は十大殿堂へのスカウトで【デュジル】や【ラクン・シュアル】と言った有力株にも袖にされていると言っていた。
「名乗りなさい」
と続ける。
相手の名前を名乗らせる前にはまず自分から――という事は言わない。
今回の相手は自分達をある程度、知っている。
知っている上で、見ている。
そう感じ取っていたからだ。
声の主は、
「初めまして。私達は【デュジル】。第一層のデュジルと名乗るのが正しいかな?」
と言った。
【デュジル】――どこかで聞いた名前だ……
フェンディナ・マカフシギは自分の記憶を探る。
下手をすると記憶にさえ残って居ない――そんなちょっとしすぎた記憶の中に【デュジル】という名前はあった。
それは、フェンディナ・マカフシギがまだ、セレークトゥース・ワールドに行く前、クアンスティータの誕生事件が起こっていて、混乱しかけていた王杯大会エカテリーナ枠でのトーナメント戦の途中でスカウトに来た、赤いフードの男、【クトゥーアル】――フェンディナをスカウトに来たその男の口から確か、その名前がでた。
【クトゥーアル】は十大殿堂へのスカウトで【デュジル】や【ラクン・シュアル】と言った有力株にも袖にされていると言っていた。