04 フェンディナの冒険


 一方、フェンディナ・マカフシギは、フェンディナ・ミステリアに続いて、別の【別自分(べつじぶん)】であるフェンディナ・エラーズを呼びだそうとしていた。
 フェンディナ・ミステリアとの会話では理解し合えたとまでは行かないまでもお互いについてある程度、理解し合えたと言えるような感じにはなっていた。
 非情なフェンディナと思って居たが、フェンディナ・ミステリアは話して見ると、そうでもなかった。
 ただ、敵味方の区別がはっきりしすぎているというだけで、感覚的にはフェンディナと共通する思いなども持って居た。
 話して見ると打ち解ける部分も多く持って居た。
 人見知りが激しい、フェンディナ・マカフシギとしてはまずまずの成果と言ってよかった。
 これに気をよくした彼女は第二の【別自分】であるフェンディナ・エラーズとも同じ様に会話をして打ち解けて見ようというつもりになっていた。
 だが、フェンディナ・ミステリアを呼び出した時がそうだったように、選ぶ場所によっては他の敵を呼び寄せる様な事にもなりかねなかった。
 【別自分】の召喚はそういう点が弱点であるとも言えなくも無かった。
 フェンディナ・ミステリアが帰った後もすぐに呼びだそうと思っていたが、敵がそれを許してくれず、彼女の思いとは裏腹に連続バトルという事が少なからず起きていた。
 ロスト・ネット・ワールドはクアンスティータから逃げて来た存在が多く存在する宇宙世界であるため、外部から来た存在に対してかなりナーバスになる存在が多く、外から来たフェンディナ・マカフシギに戦闘を仕掛けてくる存在が異様に多かった。
 基本的に吟侍やソナタ達と違い、一人で行動しているので、外部の者をよく思わない者にとっては格好の的と言えたのだ。