こういうクズ達はクアンスティータが居る現界では生きにくい。
 いつ、クアンスティータの逆鱗に触れ、消滅させられるかわからないからだ。
 なので、クアンスティータの姉であり兄でもあるクアースリータの所有する宇宙世界にすがりついた。
 クアースリータの属性となれば、クアンスティータのお目こぼしがあるかも知れないと考えてだ。
 これが怪物ファーブラ・フィクタだった場合は、恐らく彼はこのクズ達に生きている事を後悔させてから始末するだろう。
 だが、吟侍はそうしない。
 【答えの力】でその存在達が本当に正しいと思える行動でしか、力が発揮出来ないような状態にして、放り出した。
 そのクズ達は、今まで自分達が行って来た報いを受けるかも知れない。
 だが、それはそのクズ達が自分達の力でなんとかするしかない。
 そういう罰を与えた。
 【アコンルーク】の時もそうだったが、このロスト・ネット・ワールドでは吐き気を覚える様な事は決して珍しくない。
 ロスト・ネット・ワールドのどこでもあり得る光景なのだ。
 吟侍達はそれを理解した。
 レスティーが封印を解き、【有続者チョテウ】は解放された。
 【有続者チョテウ】は、
「かたじけない。そして、申し訳ない」
 と言って頭を下げた。