つまり、彼女達を食べると宣言したのだ。
 エカテリーナは、
「ずいぶん、威勢が良いトカゲじゃのう。妾の名はエカテリーナ・シヌィルコじゃ。ただの絶対者アブソルーターじゃ。どれ、相手をしてやろう。ここは妾が出る、そなた達は下がっておれ」
 と返す。
 こういう時は真っ先に表に出るのが彼女である。
 エカテリーナVS【ウィンドラ】の戦いが始まる。
 【ウィンドラ】はウィンドブレスを吐く。
 超強烈な風が巻き起こる。
 しかも、ただの風ではない。
 とてつもない【ダメージ密度】を持った風だ。
 【ドラゴッド】族の特徴の一つとしては攻撃の【ダメージ密度】がとてつもなく高いという事もある。
 例えば、風で切りつけたとする。
 それが仮に切り傷だったとしてもその傷はどんな回復魔法や回復薬でも極端に治りが遅くなるのだ。
 ダメージとしていつまでも相手への負の遺産として残るために、治りにくいのだ。
 その風を受け、エカテリーナが吹き飛ばされ、途中で止まる。
 踏ん張って、その場に踏みとどまったのだ。
 エカテリーナは、
「貴様――ただのトカゲではないな」
 と言った。