ソナタは、
「なんでこうなっちゃったのよ?」
 と言った。
 ステラは、
「わからない。何故か感情の制御が聞かなかった」
 と言い、エカテリーナは、
「そなたらもか?妾もじゃ。何故か無性に腹が立ってのぅ。今思えば、どうという事でもなかったのじゃが……」
 と言った。
 喧嘩別れして吟侍達と離れたものの、途中で自分達が冷静さを欠いていた事に気づき、三人で話し合っていたのだ。
 ソナタ達三名は、【アコンルーク】によって感情を暴走させられ、ディアマンテについてちょっと面白くないと思った気持ちを増幅させられたのだ。
 冷静になってみれば、ずいぶん、くだらない事で怒ったものだと、恥ずかしくなった。
 吟侍達の元に戻りたいがこのままでは少々、ばつが悪い。
 何か、成果の様なものを手土産に持って帰りたいという気持ちになっていた。
 その手土産を持参して、吟侍達の元に戻ろうという事に三人は決めたのだが、その手土産を何にするかを決めあぐねていた。
 三人ともロスト・ネット・ワールドは当然、初めてであるため、どこに何があるのかさっぱりわからないからだ。
 考えても答えが見つからない。
 三人とも吟侍やレスティーが出来る【答えの力】は使えないのだ。
 その場に見合った答えなど用意出来るはずもなかった。
 黙っていても仕方ないので、とりあえず、歩いて、あたりをぶらっと散策(さんさく)して見る事にした。