【プントラ】の消滅を見たギャラリー達は、
「おいおい、負けちまったよ」
「誰だよ、低リスクで、もうけられるっつったのは?」
「情けねぇ奴だ」
「負け分、取り戻さねぇとな」
「誰が行く?」
「お前が行けよ」
「そういうお前が行けよ」
 等々、口々に文句を言っていた。
 誰一人、【プントラ】を惜しむ者は居なかった。
 楽して力をつけるためだけの関係。
 そこには愛も友情も情けも無い。
 あるのは利益によるつながりというだけだった。
 信念も何も無い。
 ギャラリーは力に対して群がっているに過ぎない。
 【プントラ】も【プントラ】なら、株主達も株主達だ。
 揃いも揃って、お友達にはなりたくないようなクズの集まりと言えた。
 そんなんだから、このロスト・ネット・ワールドでは固まってでしか行動出来ないほどの弱者なのだろう。
 そういう意味では【アコンルーク】が言っていたのもわかった。
 弱者だからこそ、この制度を利用するしかないのだろう。
 強者もこの制度を利用したのではこの制度は成り立たない。
 ロスト・ネット・ワールド初心者への腕試しとしては手頃だったのだろう。
 吟侍は、
「すうっ……」
 と息を吸い、
「消えろ、お前等に用はねぇ!!!」
 と一喝した。