ソナタ達の気持ちをもてあそんだ事はもちろん、それで、ディアマンテも嫌な思いをしただろうし、何より、このパーティーの雰囲気を傷つけた。
 それが、吟侍が【アコンルーク】に対して抱く、嫌悪感だった。
 【アコンルーク】は、
「改めて、よろしくね、坊や達」
 と笑って言った。
 第一印象は最悪――だが、彼女の情報というのも気になる。
 吟侍は気持ちを押し殺して【アコンルーク】との会話をする事にした。
 ロスト・ネット・ワールドに来て早々のトラブル。
 前途多難の予感がした。
 パーティーは一歩間違えば空中分解。
 それだけ脆く、危ういパーティーだったというのもあるが、それをつかれてしまったようだ。
 思わぬ弱点が露出した結果となった。
 残された吟侍達――
 離れて行ったソナタ達――
 別行動のフェンディナ――
 波乱必至の宇宙世界。
 どうなるかはこれからの話次第。
 吟侍達はまず、【アコンルーク】の話を聞くことにした。


続く。