今触れても手に負えない代物――そういう認識で見ていたが、クアンスティータの所有する宇宙世界には吟侍達の知らない属性が数多く存在していた。
 残念ながら、現界に存在するのは13属性止まりだが、吟侍はもっと力をつけたら、いろいろと試して見たいと思っていたのだ。
 その素材の準属性が思いも寄らないところにあった。
 これは吟侍が【答えの力】を身につけて居なければ気づかなかった。
 それくらい微弱な属性だった。
 だが、微弱でもこれは貴重な素材と言って間違い無かった。
 吟侍の心臓となっているルフォスの所有する宇宙世界、ルフォス・ワールドに取り込んで戦力にする事がもしかしたら出来るのでは無いかと思えたのだ。
 と言っても、【ヌァニヲン】そのものはとても弱い生命体なので、直接の戦力とはならないだろう。
 ただ、DNAか何かを取り出して、それをルフォス・ワールドの管理者をしているウィンディスに解析してもらえれば、新たな戦力を作り出す事が出来るのではないかと考えたのだ。
 吟侍達は、早速、エカテリーナの家に行くことにした。
 家と言っても惑星ウェントスの支配者の一名でもあるエカテリーナの住まいは城と言った方が良いほど、大きかった。
 吟侍は、
「ほえ~っ……エカテリーナ、お前さん、お姫様だったんだな」
 と言った。
 エカテリーナは、
「姫ではない、一応、女王じゃ。と言っても妾は戦いが趣味で、まつりごとには興味がないのでな。そのような事は全て大臣に任せておる」
 と言った。
 ソナタは、
「なによ、これくらい。私のうちだって」
 と張り合った。