吟侍狼は、
「言い訳あるか。そんな条件飲める訳ないだろう。僕が一人多く倒しているのは間違い無いんだ。僕は人助けで君に協力してやった。それ以上でもそれ以下でもない。間違えるな」
と言い、六花は、
「ざけんなっつってんだろうが、てめぇはつくづくムカつく野郎だなぁ。てめぇを下僕として使ってやるっつってんだから、素直に受ければ良いんだよ」
と言った。
「解らない人だなぁ、僕は人助けとして君に協力してあげるって言ったんだ。君の下僕になんかなるつもりはない。間違えるな」
「てめぇなんざ、下僕で十分なんだよ。下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、はい、決まり、てめぇは満場一致で下僕に決定。はい、決まった」
「満場一致ってあんたしか居ないじゃないか。たった一人で可哀想だから僕が情けをかけてあげるんだ。それが解らないのか?」
「情けをかけてあげるだぁ?誰がそんな事頼んだよぉ~アタシは一人でもやれるんだよぉ。だけど、てめぇが物欲しそうに見てっから協力させてやろうってんだ。それくらい理解しろや、こらぁ」
「寂しいなら寂しいと言えよ、このひねくれ者。あんたがひとりぼっちで寂しそうにしてたからお情けで協力してあげるんだよ。間違えるなと何度も言っただろう。どこまで分からず屋なんだ、あんたは」
「なんだとこら、やんのかてめぇ」
「望むところだよ。白黒つけようじゃないか」
等々、言い争いは続いた。
結局二人とも協力し合うという事を言っているのだが、それぞれの立場で物を言っているので意見がまとまらない。
水と油――男と女――吟侍狼と六花――二人はどこまでもわかり合えないでいた。
わかり合えないままだが、とにかく、協力しあうという事にはまとまった。
こうして、たった一人となった【六花軍】は一人から二人に増えたのだった。
六花にとっては下僕を増やした事になり、
吟侍狼にとっては哀れな女に協力してあげた事になった。
協力し合うという意味では一緒だが、その意味合いが双方の解釈で全く異なっていた。
いつしか、ののしり合うのにも飽きた二人は、
「とりあえず協力者って事にはしといてやるよ」
「最初からそう言えばいいだよ……」
という台詞を最後に黙り込んだ。
結果的に六花が少し折れた感じになった。
自分中心で生きてきた六花にとっては少し成長したと言える事だった。
吟侍狼と六花――新たなコンビが誕生した。
意見は全く合わないがそれでも協力する二人。
共に三部作に縁が深くても考え方はまるで違う。
この先、どうなるかは全く見えて来ないがとにかく、【六花軍】は再起した。
六花は【六花軍】の復活を宣言。
【クイーンズ・テン】に戻ってしまう危機は回避したのだった。
「言い訳あるか。そんな条件飲める訳ないだろう。僕が一人多く倒しているのは間違い無いんだ。僕は人助けで君に協力してやった。それ以上でもそれ以下でもない。間違えるな」
と言い、六花は、
「ざけんなっつってんだろうが、てめぇはつくづくムカつく野郎だなぁ。てめぇを下僕として使ってやるっつってんだから、素直に受ければ良いんだよ」
と言った。
「解らない人だなぁ、僕は人助けとして君に協力してあげるって言ったんだ。君の下僕になんかなるつもりはない。間違えるな」
「てめぇなんざ、下僕で十分なんだよ。下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、下僕、はい、決まり、てめぇは満場一致で下僕に決定。はい、決まった」
「満場一致ってあんたしか居ないじゃないか。たった一人で可哀想だから僕が情けをかけてあげるんだ。それが解らないのか?」
「情けをかけてあげるだぁ?誰がそんな事頼んだよぉ~アタシは一人でもやれるんだよぉ。だけど、てめぇが物欲しそうに見てっから協力させてやろうってんだ。それくらい理解しろや、こらぁ」
「寂しいなら寂しいと言えよ、このひねくれ者。あんたがひとりぼっちで寂しそうにしてたからお情けで協力してあげるんだよ。間違えるなと何度も言っただろう。どこまで分からず屋なんだ、あんたは」
「なんだとこら、やんのかてめぇ」
「望むところだよ。白黒つけようじゃないか」
等々、言い争いは続いた。
結局二人とも協力し合うという事を言っているのだが、それぞれの立場で物を言っているので意見がまとまらない。
水と油――男と女――吟侍狼と六花――二人はどこまでもわかり合えないでいた。
わかり合えないままだが、とにかく、協力しあうという事にはまとまった。
こうして、たった一人となった【六花軍】は一人から二人に増えたのだった。
六花にとっては下僕を増やした事になり、
吟侍狼にとっては哀れな女に協力してあげた事になった。
協力し合うという意味では一緒だが、その意味合いが双方の解釈で全く異なっていた。
いつしか、ののしり合うのにも飽きた二人は、
「とりあえず協力者って事にはしといてやるよ」
「最初からそう言えばいいだよ……」
という台詞を最後に黙り込んだ。
結果的に六花が少し折れた感じになった。
自分中心で生きてきた六花にとっては少し成長したと言える事だった。
吟侍狼と六花――新たなコンビが誕生した。
意見は全く合わないがそれでも協力する二人。
共に三部作に縁が深くても考え方はまるで違う。
この先、どうなるかは全く見えて来ないがとにかく、【六花軍】は再起した。
六花は【六花軍】の復活を宣言。
【クイーンズ・テン】に戻ってしまう危機は回避したのだった。