どうすれば良いのだろう?
 ……そうだ、推理小説とか警察のドラマかなんかで、行き詰まったら最初の現場に戻るって鉄則があったはず。
 最初から考えるんだ。
 四苦八苦をしている隆作。
 諦めたくないという気持ちだけで考え続けていた。
 頭に栄養を与えるため、糖分を取ろうと思って、アイスを箱買いする。
 全部、食べて、頭がキーンとしながらも最初から出来事を整理する。
 途中でお腹を壊すが、トイレの中で考え続ける。
 最初は、吹雪との出会い。
 これについては何も思いつかなかった。
 ただ、彼女が可愛いと思う印象しか無かった。
 続いて、彼女を見続けた時のことを考えた。
 これも何も思いつかなかった。
 ますます可愛いと思うくらいだった。
 次は、あの憎たらしいジェルソミーナに諦めろと脅された時の事を考えた。
 そもそも、このテストは彼女が出したものだから、ここから考えるのが正解なのかも知れない。
 彼女はなんて言った?
 それを整理する。
 お前には無理だと言われた。
 今、思い出してもムカつく。
 ――いや、それじゃダメだ。
 彼女の行動に何かしらヒントがあるかも知れないのだ。
 それを整理しよう。
 と考えを改める。
 彼女は使っていない手帳を捨てた。
 正確には直接ではないが、隆作に渡したのだろう。
 そして、その手帳を隆作の知識で埋めろと言った。
 埋めろ――そう言った。
 そして、それに吹雪が興味を示せば合格だと言われた。
 楽しませろとは言っていない。
 興味を持たせる事が大事なんだ。
 それは解った。