アリス達やカノンの幼なじみである依良 双葉(いら ふたば)の生まれ変わりとされるステラ・レーターの居た未来の世界において、壊滅寸前まで追い込んだと言われているクアンスティータの名前だ。
 【謎の力】と呼ばれる強大過ぎる力を代表的な力とし、未来の勢力、全てが恐れていたクアンスティータの名前だ。
 未来の世界の勢力はこのリステミュウムを倒せる希望として、リステミュウムが誕生する前に1番の化獣ティアグラによって殺害されたとされていた吟侍をサポートするためにやってきたと聞いていた。
 すでにティアグラに殺害されるという未来は回避されているが、リステミュウムが誕生するという未来は変わっていない。
 恐ろしいクアンスティータ――その代名詞の一つに関する側体が次に目指すウァウスクスなのだ。
 ファムトゥのエリアに行く時以上の緊張が走る。
 カノン達の緊張を察したのか、レマの巨大胸像は、
「そんなに緊張なさらないでください。第四側体までは本体のサポートが主な目的となっていますが、第五側体からは本体の監視または、封印なども役割としてあります。ですので、カノン母上様達が思っていらっしゃるような展開にはならないと思いますよ」
 と言った。
 それを聞いて少し、ホッとしたカノン達だった。
 現界を壊滅状態にまで追い込んだクアンスティータの関係クアンスティータと聞いて、少し身構えていたようだ。
 差別はよくないと考えを改めるのだった。
 リステミュウムにしろ、まだ、現在では何もやっていないのだ。
 ひょっとしたら未来は変わったかも知れない。
 悪戯に敵対意識を持つのは間違っていると反省した。
 カノン達が気持ちを落ち着けたのを確認してからレマの巨大胸像は、
「ウァウスクス様のエリアの特徴の一つとしては【釣り】や【狩り】であると聞き及んでいます」
 と言った。