もちろん、【花輝行列】一つに対して、【最上華尊花】はたったの1名だ。
 この5ランクは中規模の【花輝行列】の基本形式であり、小規模のになると【添花】と【上添花】と【最上華尊花】の3ランクだけだったりするし、大規模になると、【添花】の下に【下添花(しもそえばな)】というランクが追加され、【最上華尊花】の上に【崇大上祥花・極(すうだいじょうしょうばな・きわめ)】というランクが追加される。
 【崇大上祥花・極】が居る場合は【崇大上祥花・極】が1~7名、【最上華尊花】は、10~150名くらいになるという。
 また、【花輝行列】を見た女性は幸せになれると信じられているらしい。
 カノンは吟侍と添い遂げられるようにこっそりと祈るのだった。
 カノン達が見学している【花輝行列】は、トルムドア・ワールドの時間で、10日間続くらしいが全部を見ている訳には行かない。
 他にも知りたいことはあるので、ある程度を見たら、そこそこにして引き上げる事にした。
 それでも、この【花輝行列】の花でもある【最上華尊花】だけは見ておこうと思って、場所を移動して、確認しに行った。
 目移りしそうなくらい色んな【花輝】が居たが、やはり、【最上華尊花】に選ばれる女性は別格と言って良かった。
 普通であれば選ばれなかったら悔しいと思うが、彼女に負けたのならば仕方が無いと思わせるほどの美女だった。
 【最上華尊花】を確認したのを最後にカノン達は、【花輝行列】が行われている所から離れるのだった。