ちなみにレマ・ワールドではそれのスケールがアップして【七面容姿(しちめんようし)】と呼ばれ、顔を7つ持っている強者達がたくさんいるらしい。
 (ただし、レマ・ワールドについてはこれが全てではないらしい)
 また、女の子ならではの【化粧】の仕方も現界の常識とはかなり断っていた。
 大きな違いは現界では【化粧】とはコンプレックスな部分を隠したり綺麗に見せたりするものであるのに対し、レマ・ワールドの【化粧】は顔などへの【栄養】ととらえていた。
 つまり、現界の【化粧】は寝るとき等に落とすものだが、レマ・ワールドやレマのエリアでの【化粧】とは吸収するものであるというのが最も違う所だろう。
 【化粧】の仕方によっていくつもの印象を持たせる事が出来るというのは変わらないが、レマのエリアなどでは落とさないので、いつでも出し入れ可能な顔等の【栄養】であるという点が驚いた事だった。
 マニキュアやペディキュア、アイシャドウやルージュやウィッグ、エクステンションや、タトゥーに至るまで、コスメ(化粧品)は全て吸収する対象となるらしい。
 【化粧】に対する考え方が根本から違っているのだろう。
 【温泉】などもあるが、効能というよりはこれも明確な【美】の成分の【吸収】であるととらえられているようだ。
 美しさはどこでも同じと考えていたが根本的な部分では違うという世界もあるのだと改めて思った。

 他にも気になる情報をいくつも見たカノン達は検索を止めて次の立ち寄り場所に行く事にした。
 調べてばかりでは意味が無いので、体験も必要だと判断したからだ。
 彼女達は巨大モノリスを後にした。