これには変換能力が付与してある。
 【オーケストラコーラスダンサロイド】にファムトゥの力を送ってもらい、それを歌えるように作り替えようと思っていたのだ。
 【オーケストラコーラスダンサロイド】は1号機の【アリア】、2号機の【オペレッタ】、3号機の【リート】がある。
 ファムトゥの巨大胸像に何号機にするか決めてもらい、それに力を送ってもらって、新たに作り替えるという方法をとる事にした。
 ファムトゥとの相性を見た所、3号機の【リート】との相性が良いのでは無いかという事がわかったので、ファムトゥの巨大胸像から【リート】にパワーを送ってもらった。
 するとファムトゥの力(と言ってもファムトゥからすればほんの僅かな力)を吸った【リート】の姿がみるみると変わって行く。
 新生【リート】は【オーケストラコーラスダンサロイド】としての力を有したまま、ファムトゥの属性も有する事になった。
 【ゆのあ】が、
「名前も変更した方が良いんじゃ無い?」
 と言ったので、カノンは、
「そうね、じゃあ、【リート】、あなたはこれから、【ファムトゥーナ】よ。ファムトゥちゃんから名前をもらったわ」
 と言った。
 【リート】だった【オーケストラコーラスダンサロイド】は【ファムトゥーナ】として生まれ変わった。
 これで、第三側体クアンスティータ・ファムトゥとの交渉も成功したという事になる。
 後は次の側体である第四側体クアンスティータ・レマについて知っている事をファムトゥの巨大胸像に聞いてから、レマのエリアに進む事にした。
 カノンは、
「ファムトゥちゃん、知っている範囲でかまわないんだけど、レマちゃんについて何か知っている事があれば教えてくれないかな?」
 と言い、【ゆのあ】は、
「特徴とか何かないかな?」
 と聞いた。
 ファムトゥの巨大胸像は、
「私が知っている範囲で言えば、第四本体が人見知りが激しい気性で生まれてくるので、第四側体のレマはその代行をよくやるという事ですね」
 と答えた。
 レマは第四本体クアンスティータ・ミールクラームの代行者としても動いているらしい。
 となると、結構しっかり者のクアンスティータかも知れないとカノン達は思うのだった。
 それを聞くと、ファムトゥのエリアに行く時の様な不安は無かった。
 ちょっと安心したと言っても良いだろう。
 情報を得たカノン達はファムトゥの巨大胸像に別れを告げ、次なるエリア、レマのエリアを目指して進むのだった。
 レマのエリアと言えば、ソリイントゥスのエリアで行けなかった【光車(こうしゃ)】というのもある。
 光の速度でなければ見れないという超絶景ポイントというのが数多くあるはず。
 ちょっとした旅行気分にもなれるのではないかとカノン達は期待もした。
 はてさて、どうなることか?


続く。