04 放牧の里(ほうぼくのさと)


 次にカノン達が立ち寄った所は、レア・クリーチャーの核がある【放牧の里(ほうぼくのさと)】だ。
 トルムドアのエリアは第一本体クアンスティータ・セレークトゥースの従属側体だったため、セレークトゥース・ワールドのショップエリアの特徴も僅かながら(それでもカノンにとっては大きかった)有していた。
 だとすれば、このソリイントゥスのエリアも第二本体クアンスティータ・ルーミスの特徴をどこか持っているのではないかと聞いて見たところ、見事的中した。
 住民達の話によるとそれは【放牧の里】にある三つの核だという。
 カノンの恋人、吟侍の心臓にもなっている7番の化獣ルフォスはルフォス・ワールドという宇宙世界を所有し、その中には無数の核が存在する。
 それらの核は大きく分けて三種類存在し、心核(しんかく)マインドコア、技核(ぎかく)スキルコア、体核(たいかく)ボディコアと呼ばれ、その三種類の核を混ぜ合わせる事により、怪物を生み出す事が出来るというものだ。
 その三種類の核は無数のタイプがそれぞれあり、組み合わせでオリジナルのクリーチャーなどを生み出す事が出来るのだ。
 クアンスティータ・ルーミスのルーミス・ワールドにも同じ特徴を持った核が存在する。
 ルーミス・ワールドの方はルフォス・ワールドのものよりも進化バージョンと呼ばれていて、三種類の核はより、多くのタイプの核をルーミス・ワールド内に所有していると言われている。
 さらに言えば、右核(うかく)ライトコア、左核(さかく)レフトコア、前核(ぜんかく)フロントコア、後核(こうかく)バックコア、上核(じょうかく)アップコア、下核(げかく)ダウンコア、中央核(ちゅうおうかく)メインコアの七核を合わせて誕生する七核レア・クリーチャーというのも存在する。
 メインコアだけは変わりが無いが、後の六つの核はマインドコア、スキルコア、ボディコアの一般核から変化することも出来る。
 (例えば、マインドコアからライトコアに変化するなどだ)
 ソリイントゥスのエリアではさすがに七核レア・クリーチャーは存在しないが、三核融合により誕生する一般レア・クリーチャーは作る事が出来るという。
 カノン達はこれも体験しておこうと思って【放牧の里】に立ち寄る事にしたのだ。
 狙いは、ソリイントゥスとの交渉のためだ。
 ソリイントゥスは変わったものが好きだという事だから、この【放牧の里】で珍しいクリーチャーを作ってプレゼントしてみてはどうかという事になったのだ。
 だが、闇雲に運任せで融合させても滅多に珍しいクリーチャーは生まれないだろう。
 そこで、カノンの発明家としての才能が試されるという事になる。
 【融合誕生予想システム】を発明して、それを使って珍しいクリーチャーを産みだそうと考えたのだ。