07 クアンスティータ・トルムドアとの再会


 いくつかの体験をして、ようやく、第一側体クアンスティータ・トルムドアの【コンタクト・ポイント】の場所近くまでたどり着いた。
 トルムドアの【コンタクト・ポイント】は肉眼で確認出来るくらいにまで近づいていた。
 この地点から見る【コンタクト・ポイント】は大きな胸像の様に見えた。
 これは第十三側体であるクアンスティータ・ヒアトリスからの影響が強いとされている。
 第七本体クアンスティータ・テレメ・デを眠らせる役目を持っている側体の1核、ヒアトリスは宙に浮く巨大な胸像の様な姿をしていると言われて居る。
 トルムドアはこのスタイルを気に入っていて、自分の宇宙世界であるトルムドア・ワールド内での他の側体との【コンタクト・ポイント】はこの形にしようと思ってそう作ったらしい。
 側体自身はこの【コンタクト・ポイント】にはないが、それぞれの【コンタクト・ポイント】にある巨大な胸像が他の側体と通じて居るので、カノン達はこの胸像と交渉をしていくことになるのだ。
 【コンタクト・ポイント】にたどり着くとトルムドアの胸像の目が光り、
「待ってたよーカノンママ。それと【ゆのあ】ちゃん」
 と言ってきた。
 どうやら、トルムドアの方も【ゆのあ】の事を認識しているようだ。
 不法侵入者という事ではないという事だ。
 カノンは、
「お待たせ、トルムドアちゃん。ママねぇ、ここへ来る前にちょっといろいろ体験してきたんだよ」
 と娘に話して聞かせるように会話を始めた。
 いろいろやり方は側体によって変わるとは思うがトルムドアに対してはこのやり方で間違いないと思って居る。