だが、カノンは【ゆのあ】に褒めてもらいたくて歌った訳では無かった。
【ゆのあ】も吟遊詩人なのだから歌は得意なはずだ。
別の理由があったのだ。
それは、トルムドア達との会話で出て来た【奉崇歌(ほうすうか)】についてもう少し詳しく知ろうと思って、それに関する場所に次に立ち寄ろうと思っていたのだ。
【奉崇歌】の第一段階としては体から音や歌詞がにじみ出てくるというもので、それくらいならば無言歌まで出来たのだからカノンも出来るのでは無いかと言われていたのだ。
出来れば、第二段階の本人の体以外の他の場所などからメロディなどが勝手に舞などに合わせて出てくる様になってみたいがまずは第一段階だ。
【奉崇歌】と言われてもコツがわからないのでどこかそのあたりを教えてくれる所を探して寄ってみたいと思っているのだ。
それで、【ゆのあ】に相談したのだが、彼女はまずは、基本的な歌唱力が知りたいと言ってきたので歌ってみせたのだ。
【ゆのあ】はその後、情報を集めてくれて、
「とりあえず、基本中の基本っていう【ラウルハーン部門】で挑戦してみればどうかな?」
と言った。
【ラウルハーン部門】とは、基本的に歌詞をつけずに【ラ】と【ウ】と【ル】と【ハ】と【ー(音引き)】と【ン】のみで歌うという部門で、それらの言葉を体からにじみ出させるという言ってみれば発声練習をするような大会と言える。
トルムドア・ワールドにおいては、通常の歌を聴いて、力が沸いて来るような気がするというのではなく、実際に歌は追加エネルギーとして対象者に本当に付与される。
通常の歌の場合は聴く者全てに影響するが、【奉崇歌】の場合は、特定の相手(自分も含む)にエネルギーを追加させる事が出来る付与能力として確立されている。
【奉崇歌】も立派な攻撃補助能力としてトルムドア・ワールドでは普及をしていて、【奉崇歌】を歌いながら自身の力を強化して戦う【シンガーファイター】という職業も存在している。
カノンはこの【シンガーファイター】としての登竜門ともなっている【ラウルハーン部門】で戦って見るという事になったのだ。
本格的な【シンガーファイター】はいろんなバリエーションでの戦いがあるらしいのだが、カノンが挑戦するのは相手をエリアの外に押し出せば勝ちというものだ。
【ラ】と【ウ】と【ル】と【ハ】と【ー(音引き)】と【ン】だけを体からにじませるようにして音を出し、そのエネルギーを付与したカノンが相撲の様に相手を押し出したりすれば良いという事になる。
相撲と違うのは、土俵ではなく、立方体の空間から押し出すという形のものになるのではあるが。
【ゆのあ】も吟遊詩人なのだから歌は得意なはずだ。
別の理由があったのだ。
それは、トルムドア達との会話で出て来た【奉崇歌(ほうすうか)】についてもう少し詳しく知ろうと思って、それに関する場所に次に立ち寄ろうと思っていたのだ。
【奉崇歌】の第一段階としては体から音や歌詞がにじみ出てくるというもので、それくらいならば無言歌まで出来たのだからカノンも出来るのでは無いかと言われていたのだ。
出来れば、第二段階の本人の体以外の他の場所などからメロディなどが勝手に舞などに合わせて出てくる様になってみたいがまずは第一段階だ。
【奉崇歌】と言われてもコツがわからないのでどこかそのあたりを教えてくれる所を探して寄ってみたいと思っているのだ。
それで、【ゆのあ】に相談したのだが、彼女はまずは、基本的な歌唱力が知りたいと言ってきたので歌ってみせたのだ。
【ゆのあ】はその後、情報を集めてくれて、
「とりあえず、基本中の基本っていう【ラウルハーン部門】で挑戦してみればどうかな?」
と言った。
【ラウルハーン部門】とは、基本的に歌詞をつけずに【ラ】と【ウ】と【ル】と【ハ】と【ー(音引き)】と【ン】のみで歌うという部門で、それらの言葉を体からにじみ出させるという言ってみれば発声練習をするような大会と言える。
トルムドア・ワールドにおいては、通常の歌を聴いて、力が沸いて来るような気がするというのではなく、実際に歌は追加エネルギーとして対象者に本当に付与される。
通常の歌の場合は聴く者全てに影響するが、【奉崇歌】の場合は、特定の相手(自分も含む)にエネルギーを追加させる事が出来る付与能力として確立されている。
【奉崇歌】も立派な攻撃補助能力としてトルムドア・ワールドでは普及をしていて、【奉崇歌】を歌いながら自身の力を強化して戦う【シンガーファイター】という職業も存在している。
カノンはこの【シンガーファイター】としての登竜門ともなっている【ラウルハーン部門】で戦って見るという事になったのだ。
本格的な【シンガーファイター】はいろんなバリエーションでの戦いがあるらしいのだが、カノンが挑戦するのは相手をエリアの外に押し出せば勝ちというものだ。
【ラ】と【ウ】と【ル】と【ハ】と【ー(音引き)】と【ン】だけを体からにじませるようにして音を出し、そのエネルギーを付与したカノンが相撲の様に相手を押し出したりすれば良いという事になる。
相撲と違うのは、土俵ではなく、立方体の空間から押し出すという形のものになるのではあるが。