【奉崇歌】とは――
一口に言ってみれば、身体から出てくる音楽だ。
もちろん、音だけじゃない、歌詞のついた歌もだ。
人の身ではまず不可能な事と言えた。
奉崇歌は基本的に二段階あり、一段階目は歌わなくても身体から音や歌が滲み出てくるというものになる。
二段階目としては、本人の身体以外、他の場所――つまり、周りなどからメロディなどが勝手に舞などに合わせて出てくるというものだ。
簡単に表現してしまえば、曲や歌を召喚しているようなものだ。
歌には力があり、元気にしてくれるものもあれば、怒りや悲しみなどを代弁してくれる力もある。
だが、歌いながらだと、どうしても戦闘には不向きだ。
声が口から出ている以上、どうしても呼吸などの影響もあり、歌いながらだと戦闘面では歌い手には、あまり期待ができない。
だが、少なくとも第一段階の身体から音や歌が滲み出てくるようになれば、戦闘面に不安を残すことなく、戦闘にも専念することが出来る。
もし、これを会得する事が出来たら、カノンの戦力は大幅にアップするだろう。
それを聞いてワクワクするカノンだが、美架はさらに、
「トルムドア様は三段階目以上の【奉崇歌】がつかえるけど、さすがにそれは無理っぽいね」
と言った。
なんと、更に上があるというのだ。
トルムドアは、
「えっへん」
と鼻高々だったが、トルムドアにその三段階目がなんなのか尋ねると、トルムドアは困った表情を浮かべた。
実は、知らないのだ。
美架は出来ると断言したのだが、トルムドア自身はそれがなんなのか解らないのだった。
トルムドアは、美架に答えを求めるような表情を見せた。
美架はトルムドアに対して失礼な事をしたと思って謝罪し、説明をした。
それによると、三段階目の【奉崇歌】は光速を超える伝わり方をするというものだった。
【奉崇歌】も歌――つまり、音である以上、光の速さには敵わない。
つまり、相手が光速以上で逃げ続ければ【奉崇歌】は届かないという弱点がある。
だが、トルムドアの力を持ってすれば、その【奉崇歌】に光速以上の伝達力を持たせる事も可能だというのだ。
また、音が伝わる範囲も宇宙世界全体にまで伝える事も可能だという。
音も超大音響にするのではなく、どの距離でも均等に心地よい音色にしてだ。
つまり、これは人間の力ではまず、不可能な能力という事になる。
トルムドアは知らなかっただけで、知れば使えるはずなのだ。
ちなみに、この【奉崇歌】は四段階目以降もあるという。
それだけ、途方もない力だった。
カノンも頑張れば、二段階目の【奉崇歌】までなら会得できそう――
その事を美架は言いたかったようだ。
カノンにとっては雑談のつもりで話した事だったのだが、歌い手である彼女に更なる目標が出来た事でもあったようだ。
何気ない会話一つとってもここはクアンスティータの所有する宇宙世界だけあって、規格外な事柄がどんどん飛びだしてくるのを感じたカノンは度々驚いた。
今までは惑星アクアでも凄い冒険だと思っていたが、惑星アクアでの冒険など、全く霞んでしまうような色んなものがこのトルムドア・ワールドという宇宙世界にはたくさんあった。
歌い手であると同時にたくさんの特許を持つ、発明家でもあるカノンの好奇心はどんどん増していった。
一口に言ってみれば、身体から出てくる音楽だ。
もちろん、音だけじゃない、歌詞のついた歌もだ。
人の身ではまず不可能な事と言えた。
奉崇歌は基本的に二段階あり、一段階目は歌わなくても身体から音や歌が滲み出てくるというものになる。
二段階目としては、本人の身体以外、他の場所――つまり、周りなどからメロディなどが勝手に舞などに合わせて出てくるというものだ。
簡単に表現してしまえば、曲や歌を召喚しているようなものだ。
歌には力があり、元気にしてくれるものもあれば、怒りや悲しみなどを代弁してくれる力もある。
だが、歌いながらだと、どうしても戦闘には不向きだ。
声が口から出ている以上、どうしても呼吸などの影響もあり、歌いながらだと戦闘面では歌い手には、あまり期待ができない。
だが、少なくとも第一段階の身体から音や歌が滲み出てくるようになれば、戦闘面に不安を残すことなく、戦闘にも専念することが出来る。
もし、これを会得する事が出来たら、カノンの戦力は大幅にアップするだろう。
それを聞いてワクワクするカノンだが、美架はさらに、
「トルムドア様は三段階目以上の【奉崇歌】がつかえるけど、さすがにそれは無理っぽいね」
と言った。
なんと、更に上があるというのだ。
トルムドアは、
「えっへん」
と鼻高々だったが、トルムドアにその三段階目がなんなのか尋ねると、トルムドアは困った表情を浮かべた。
実は、知らないのだ。
美架は出来ると断言したのだが、トルムドア自身はそれがなんなのか解らないのだった。
トルムドアは、美架に答えを求めるような表情を見せた。
美架はトルムドアに対して失礼な事をしたと思って謝罪し、説明をした。
それによると、三段階目の【奉崇歌】は光速を超える伝わり方をするというものだった。
【奉崇歌】も歌――つまり、音である以上、光の速さには敵わない。
つまり、相手が光速以上で逃げ続ければ【奉崇歌】は届かないという弱点がある。
だが、トルムドアの力を持ってすれば、その【奉崇歌】に光速以上の伝達力を持たせる事も可能だというのだ。
また、音が伝わる範囲も宇宙世界全体にまで伝える事も可能だという。
音も超大音響にするのではなく、どの距離でも均等に心地よい音色にしてだ。
つまり、これは人間の力ではまず、不可能な能力という事になる。
トルムドアは知らなかっただけで、知れば使えるはずなのだ。
ちなみに、この【奉崇歌】は四段階目以降もあるという。
それだけ、途方もない力だった。
カノンも頑張れば、二段階目の【奉崇歌】までなら会得できそう――
その事を美架は言いたかったようだ。
カノンにとっては雑談のつもりで話した事だったのだが、歌い手である彼女に更なる目標が出来た事でもあったようだ。
何気ない会話一つとってもここはクアンスティータの所有する宇宙世界だけあって、規格外な事柄がどんどん飛びだしてくるのを感じたカノンは度々驚いた。
今までは惑星アクアでも凄い冒険だと思っていたが、惑星アクアでの冒険など、全く霞んでしまうような色んなものがこのトルムドア・ワールドという宇宙世界にはたくさんあった。
歌い手であると同時にたくさんの特許を持つ、発明家でもあるカノンの好奇心はどんどん増していった。