また、自分でなんとかするしかないのかと嫌気がさしてくる。
いつか幸せな結婚をして寿退社――そんな夢も遠い過去のようだ。
そんな事を思っていると、【789番ヴェール】が襲いかかって来た。
一瞬の判断ミスから、タティーは交わしきれない――
ザスッ――
非情な一撃がタティーに差し込まれたと思った時、それをかばった存在が居た。
【エニグマ】である。
タティーの事を真剣に愛している彼は、タティーをかばって【789番ヴェール】の一撃を受けたのだ。
【エニグマ】は存在が消える間際に、
「だ、大丈夫か?……」
とタティーを気遣った。
消滅してしまうかも知れないこの瞬間も彼女を心配したのだ。
それを見たタティーは、
「い、嫌……そんなの嫌……」
とかばってくれた【エニグマ】が消滅してしまうことを嫌がった。
その時、タティーの万能細胞、背花変が反応した。
消滅していく、【エニグマ】の存在を背花変が再生させたのだ。
背花変は何にでもなる万能細胞――それが、どのようなものであれ再生可能とするものだ。
残念ながら、それは本物のクアンスティータに言える事で、タティーの背花変は不完全なものだったのだが、消滅する存在の補強をするくらいには使えたようだ。
完全消滅する寸前の所で、【エニグマ】は九死に一生ではなく、九滅に一有を得た事になった。
【エニグマ】は、
「い、生きているのか、おれっちは?」
と言った。
側に寄り添っているタティーは、
「それは私の台詞です……もう……」
と言った。
いつになく、良い雰囲気の二人。
だが、それを邪魔する存在が、【789番ヴェール】だ。
これはまだ、動きを止めたという訳では無い。
ただ、【789番ヴェール】によって消滅するはずだった【エニグマ】の命をつなぎ止めただけなのだ。
この件で【ヴェール】が本当に野放しにしておくのは危険と判断したタティーは、攻撃の意思を示した。
それに呼応するかの様に、【めがねさん】の姿形も変わる。
タティーの一、伊達眼鏡に過ぎなかった【めがねさん】は、形状を変え、本来の姿となった。
いつか幸せな結婚をして寿退社――そんな夢も遠い過去のようだ。
そんな事を思っていると、【789番ヴェール】が襲いかかって来た。
一瞬の判断ミスから、タティーは交わしきれない――
ザスッ――
非情な一撃がタティーに差し込まれたと思った時、それをかばった存在が居た。
【エニグマ】である。
タティーの事を真剣に愛している彼は、タティーをかばって【789番ヴェール】の一撃を受けたのだ。
【エニグマ】は存在が消える間際に、
「だ、大丈夫か?……」
とタティーを気遣った。
消滅してしまうかも知れないこの瞬間も彼女を心配したのだ。
それを見たタティーは、
「い、嫌……そんなの嫌……」
とかばってくれた【エニグマ】が消滅してしまうことを嫌がった。
その時、タティーの万能細胞、背花変が反応した。
消滅していく、【エニグマ】の存在を背花変が再生させたのだ。
背花変は何にでもなる万能細胞――それが、どのようなものであれ再生可能とするものだ。
残念ながら、それは本物のクアンスティータに言える事で、タティーの背花変は不完全なものだったのだが、消滅する存在の補強をするくらいには使えたようだ。
完全消滅する寸前の所で、【エニグマ】は九死に一生ではなく、九滅に一有を得た事になった。
【エニグマ】は、
「い、生きているのか、おれっちは?」
と言った。
側に寄り添っているタティーは、
「それは私の台詞です……もう……」
と言った。
いつになく、良い雰囲気の二人。
だが、それを邪魔する存在が、【789番ヴェール】だ。
これはまだ、動きを止めたという訳では無い。
ただ、【789番ヴェール】によって消滅するはずだった【エニグマ】の命をつなぎ止めただけなのだ。
この件で【ヴェール】が本当に野放しにしておくのは危険と判断したタティーは、攻撃の意思を示した。
それに呼応するかの様に、【めがねさん】の姿形も変わる。
タティーの一、伊達眼鏡に過ぎなかった【めがねさん】は、形状を変え、本来の姿となった。