それならば話は早い――そう考えて居ると【クインスティータ】が、
「出来る訳ございませんでしょ。現界の破壊行為にもつながる重大な犯罪なのですよ。それを見逃せとおっしゃるの?」
 と詰め寄った。
 ――違います。
 解決したのなら、これで十分ですとは言い出しにくくなってしまった。
 フルテララは、
「どうか……お慈悲を……」
 と頭を下げた。
 神姫巫女が頭を下げる事などよっぽどの事だ。
 【クインスティータ】は、
「嫌ですわ」
 と要求を突っぱねた。
 このまま【クインスティータ】に任せていると、いつまでも終わらない。
 ここは代表者であるタティーが出なくてはならない。
 だけど、怖くてこれで良いですとは言えなかった。
 絞り出した答えが、
「そ、その……罪を犯した方っていうのはどのような方なのですか?」
 という質問だった。
 【クインスティータ】はそれに乗っかり、
「そうですわ。その愚か者を前に差し出しなさい」
 と言った。
 フルテララは苦しそうに、
「法を犯した者はこの土の最大神殿にはおりません。火と風と水の最大神殿に一名ずつ……それが全てです。どうかそれで……」
 と言った。
 【クインスティータ】は、
「クアンスティータ様の使いとしては罰を与えねばなりません……」
 と言った。
 これ以上、【クインスティータ】にしゃべらせては、土の最大神殿に取って不利になると思ったタティーは、
「そ、そうですね、その3名を紹介してください。今、私達は【ヴェール】という超兵器を追っています。それを一緒に解決すれば、お咎め無しという事で……」
 と言葉を差し込んだ。
 【クインスティータ】が、
「な、……そんな勝手に……」
 と言ったが、【ヴェルト】が、
「お前の負けだよ【クインスティータ】、代表者は姉さんだ。姉さんが決めた事が絶対だ、文句は言わせない」
 と言った。