08 土の神姫巫女(かみひめみこ)
神託の間(小)で待っていた数名の女性は女従官(にょじゅうかん)と言い、神姫巫女の身の回りの世話をする役目の女官らしい。
残念ながらまだ、土の神姫巫女は到着していないとの事だったが、もう間もなくお見えになるとの事だった。
そわそわするタティー。
「【クインスティータ】さん、【クインスティータ】さん……」
と【クインスティータ】にこっそりと質問しようとしていた。
【クインスティータ】は、
「なんですの?こんな時に?」
と聞いてきたのでタティーは、
「どうやって調査すれば良いのでしょう?」
と質問した。
【クインスティータ】は、
「はぁっ……」
と嘆息し、続けて、
「この後に及んでまだ、そんな事をお考えでしたの?千角尾があるじゃありませんの。その尻尾はお飾りですの?」
と言った。
確かに、【クインスティータ】の言う千角尾であれば、探れるかも知れないが、土の神姫巫女に対して、疑ってますので探らせろなど言えないと思っているのだ。
タティーは、
「そ、それはいくらなんでも失礼では……?」
と言ったが、【クインスティータ】は、
「やましいことがないのなら平気なはずですわ。私はあなたに探られてもやましいことなんてこれっぽっちもありませんわ」
と言った。
それは、クアンスティータ一筋のあなたはそうでしょうけど、普通の存在はやましいことの一つや二つあるもので、千角尾はそれも探り出してしまうから……と言いたいのだが、【クインスティータ】は、
「神姫巫女とはやましいところが無い者がなる役職ですわ。千角尾での調査は当然、受けられるはずですわ」
と言った。
それは、人間の世界の常識では考えられない事だった。
人間はどこかしらやましいところはどこかもっている生き物だからだ。
つくづくタティーは自分は場違いな所にいるんだな~と思うのだった。
そうこうやりとりをしている間にただならぬ気配が。
タティーが振り向くと、その視線の先に――
コツコツコツ――
と足音が響き渡り、女従官の一人が、
「土の神姫巫女、フルテララ様、お見えになりました」
と言った。
土の神姫巫女――フルテララ――そこでタティーは初めて、土の神姫巫女の名前を知った。
――そう、今まで、神姫巫女の名前も知らずに来ていたのだ。
調査に来たのに調査対象の名前すら知らなかったとはずいぶんな話だった。
神託の間(小)で待っていた数名の女性は女従官(にょじゅうかん)と言い、神姫巫女の身の回りの世話をする役目の女官らしい。
残念ながらまだ、土の神姫巫女は到着していないとの事だったが、もう間もなくお見えになるとの事だった。
そわそわするタティー。
「【クインスティータ】さん、【クインスティータ】さん……」
と【クインスティータ】にこっそりと質問しようとしていた。
【クインスティータ】は、
「なんですの?こんな時に?」
と聞いてきたのでタティーは、
「どうやって調査すれば良いのでしょう?」
と質問した。
【クインスティータ】は、
「はぁっ……」
と嘆息し、続けて、
「この後に及んでまだ、そんな事をお考えでしたの?千角尾があるじゃありませんの。その尻尾はお飾りですの?」
と言った。
確かに、【クインスティータ】の言う千角尾であれば、探れるかも知れないが、土の神姫巫女に対して、疑ってますので探らせろなど言えないと思っているのだ。
タティーは、
「そ、それはいくらなんでも失礼では……?」
と言ったが、【クインスティータ】は、
「やましいことがないのなら平気なはずですわ。私はあなたに探られてもやましいことなんてこれっぽっちもありませんわ」
と言った。
それは、クアンスティータ一筋のあなたはそうでしょうけど、普通の存在はやましいことの一つや二つあるもので、千角尾はそれも探り出してしまうから……と言いたいのだが、【クインスティータ】は、
「神姫巫女とはやましいところが無い者がなる役職ですわ。千角尾での調査は当然、受けられるはずですわ」
と言った。
それは、人間の世界の常識では考えられない事だった。
人間はどこかしらやましいところはどこかもっている生き物だからだ。
つくづくタティーは自分は場違いな所にいるんだな~と思うのだった。
そうこうやりとりをしている間にただならぬ気配が。
タティーが振り向くと、その視線の先に――
コツコツコツ――
と足音が響き渡り、女従官の一人が、
「土の神姫巫女、フルテララ様、お見えになりました」
と言った。
土の神姫巫女――フルテララ――そこでタティーは初めて、土の神姫巫女の名前を知った。
――そう、今まで、神姫巫女の名前も知らずに来ていたのだ。
調査に来たのに調査対象の名前すら知らなかったとはずいぶんな話だった。