土の最大神殿に近づくに従って、女神像の巨大さにびっくりした。
 後ろにそびえ立つ山脈と比較してみると明らかにむちゃくちゃでかかった。
 後ろの山脈がだいたい1万メートル級の標高だと仮定すると、女神像の大きさは、ざっと2、300万メートルはありそうだ。
 ちょっとした小規模な天体クラスの大きさを持っている。
 元、人間であるタティーはどうやってこんなもの彫り上げたんだ?と驚きを隠せなかった。
 これほどの大きさで、精巧に彫り上げる技術というのはどう考えてもタティーの知っている人間の科学力では無理な話だ。
 人ならざる神の領域の力が働いているとしか思えなかった。
 タティーは、
「ひょえ~、おっきぃ~」
 というと、【クインスティータ】は、
「この距離で見るのが一番見やすいと言われていますわ。近くまで行き過ぎると何がなんだかわからないみたいですしね」
 と言った。
 タティーは、
「へぇ~そうなんですかぁ~」
 と言うと気をよくしたのか【クインスティータ】は、続けて、
「この土の最大神殿の女神像が最大で、他の最大神殿の女神像は土の最大神殿の10分の1以下の大きさしかありませんの?なぜだかおわかりになりますの?」
 と言った。