だが、彼はまだ、タティーの入浴シーンを覗くという悪い趣味がある。
 まずは、これを改善してもらわないと正式に付き合う事など考えられなかった。
 だが、【エニグマ】は、
「悪い、それはおれっちは譲れねぇな。覗くなと言われても体が勝手に……な」
 と言った。
 【エニグマ】がタティーのハートを射止めるのはまだ先の事になりそうだった。
 【エニグマ】が領主の座を退くにあたって出した条件が一つ――それは、【ヴィホヂット】一味の国外退去命令を出す事だった。
 それならば、【ヴェール】の力が【エニグマ】領で悪用される事もないと考えたのだ。
 【エニグマ】領は【五将】領へと名前を変え、五将は約束通り、【ヴィホヂット】達に国外退去命令を出した。
 これにより、【ヴィホヂット】達も【エニグマ】領改め、【五将】領を退去するしかなく、舞台は【五将】領から別の地に移る事になったのだった。
 とりあえず、【エニグマ】はドスケベ四人衆と行動を共にする事になった。
 タティーの体目当てという点では共通しているからだ。
 タティー達は【ヴィホヂット】一味が【五将】領を出たという報告を受け、後を追う様にこの地を後にした。
 ドスケベ四人衆プラス1もそれに付き従うことになる。
 こうして、タティー達は新たな場所にすすむのだった。
 舞台は次の地へと移る。