それを見ていた配下は、
「無理矢理、手籠めになさっても良いのでは?彼女は押しに弱いタイプだと思いますよ」
 と言ったが、【風来坊のえーちゃん】は
「そいつぁ駄目だ。おれっちはどうしても彼女の気持ちをつかみたい」
 と言った。
 その心には【エニグマ】領の領主の座を捨ててでもという気持ちもあった。
 全てを捨ててでも彼女と付き合いたい、そう思うようになっていた。
 運命の相手?――かも知れないのだろうか、【風来坊のえーちゃん】という男は?


続く。