【クインスティータ】は、
「覗き魔の分際で、何が【風来坊のえーちゃん】ですの?――まぁ、良いですわ。覗きをして捕まえた以上、彼らと共に地獄のフルコースを味わっていただきますわ。これはお約束ですの」
 と言った。
 【風来坊のえーちゃん】は、
「ふっ……地獄のフルコースか……どんな素敵な体験なのか、おれっち楽しみ……」
 と言ったが、【クインスティータ】の言う地獄のフルコースとは、【ヴェルト】によるお尻百叩きと【リセンシア】による【地獄の仲人】の刑の事を指す。
 【風来坊のえーちゃん】は、
「い、嫌だぁ~……もうしません。もうしませんから堪忍してください……」
 と言った。
 一通り罰を受けた後、ドスケベ四人衆のリーダー、【プライス】が、
「あんた、見所があるな。あんたは彼女(タティー)のどこがお好みなんだい?」
 と聞いた。
 【風来坊のえーちゃん】は、
「ふっ……おれっちは全てさ。彼女の全てのフェチさ。強いて挙げるなら彼女のシルエットだな。彼女のシルエットは美しい。一目惚れさ」
 と言った。
 こうして、ドスケベ四人衆に五人目の同士、タティーの【シルエット】フェチの【えーちゃん】が加わった。
 ドスケベ四人衆と意気投合した【えーちゃん】は、
「何かあったら、声をかけてくれ。おれっちは、この町のどこかでプラッとしているからさ」
 と言って立ち去っていった。
 【風来坊のえーちゃん】とは何者なのか?

 タティーやドスケベ四人衆達と別れてしばらく経った時、【風来坊のえーちゃん】の元に何者かが近づく。
 その者は、
「【エニグマ】様、こちらにおいででしたか?五将様方がお待ちです。領域に【ヴェール】の起動キーを持った者が侵入したという情報が」
 と言った。
 【風来坊のえーちゃん】とはタティー達が恐れていた【エニグマ】の事を指していたのだ。
 【えーちゃん】こと、【エニグマ】は、
「そうか、【ヴェール】の事はあいつら(五将)に任せる。おれっちは新たな楽しみを見つけた」
 と言った。