タティーもまた、【ヴェール】と同じ立場で一部ではクアンスティータに属する存在となり、本物のクアンスティータに対しては偽者ですという立ち位置にいる。
 そういう意味ではタティーと同じ立ち位置の兵器という事になるだろう。
 クアンスティータの【コバンザメ】的存在は結構いるのかも知れない。
 という事は同じ【コバンザメ】同士、戦う事になった場合、クアンスティータの威光は使えないという事になるかも知れない。
 あるいは、同じ【コバンザメ】同士、理解し合えるかも知れないとも思うのだが、タティーは生命体、【ヴェール】は、兵器だからそれは難しいかなとも思うのだった。
 一人目の闇コス大会の運営委員の過去からわかる事はそこまでだった。
 タティーは他にも何人かの運営委員の過去を探り、【ヴェール】について知れる所まで知ることが出来た。
 そしてわかった事は【ヴェール】は野放しにして良い兵器ではないという事は確信が持てた。
 タティーは、わかった情報を【クインスティータ】達に説明した。
 【クインスティータ】は、
「危ない兵器だというのはわかりましたわ。ならばこそ、なお、取り返さなくてはなりませんわね。そんな危ない兵器の自由をあの女に握らせる訳にはいきませんもの」
 と言った。
 つまり、この時点で、【クインスティータ】の欲望のためにではなく、正式な偽クアンスティータの仕事という事になった事を意味していた。
 最大神殿の問題も残っているが、まずは【ヴェール】問題の方が切実な問題だ。
 タティー達は改めて、【ヴィホヂット】達を追うのだった。


続く。