05 盗まれた優勝賞品
そして、よくわからず、ぼーっとした状態で優勝賞品の贈呈式が執り行われた。
優勝賞品である【ヴェール】の起動キーを受け取るタティー。
横で【クインスティータ】が、
「よくやりましたわ、タティーさん」
と褒めてくれた。
タティーは、
「あ、ありがとうございます、【クインスティータ】さ……」
ん、と言おうと【クインスティータ】の方を振り向いた時、
「いただきっ」
と、タティーに手渡された【ヴェール】の起動キーを横からかっさらう者がいた。
盗賊である。
【クインスティータ】は、
「あぁ~っ」
と叫ぶが、一瞬にも満たないことで反応出来なかった。
盗賊は連携を組んでパスを繰り返し、どこかに消えた。
【クインスティータ】は、
「何をしているんですの、追って!」
と叫ぶ。
タティーは、
「は、はい……」
と慌てて追ったが、向こうは惑星ファーブラ・フィクタでプロの盗賊としてやっている集団である。
煙に巻くように、あっという間に居なくなってしまった。
【クインスティータ】は大会運営委員につめより、
「優勝賞品が盗られた場合はどうなりますの?」
と聞いた。
大会運営委員は、
「こちらとしましても優勝賞品をお渡しする前でしたら、私共の責任として追いますが、ご覧になられましたように、お渡しした後で、優勝者であるタティー・クアスン選手が盗られたので……こちらとしては出来るだけの事はさせていただきますが、お気の毒としか……」
と言った。
そして、よくわからず、ぼーっとした状態で優勝賞品の贈呈式が執り行われた。
優勝賞品である【ヴェール】の起動キーを受け取るタティー。
横で【クインスティータ】が、
「よくやりましたわ、タティーさん」
と褒めてくれた。
タティーは、
「あ、ありがとうございます、【クインスティータ】さ……」
ん、と言おうと【クインスティータ】の方を振り向いた時、
「いただきっ」
と、タティーに手渡された【ヴェール】の起動キーを横からかっさらう者がいた。
盗賊である。
【クインスティータ】は、
「あぁ~っ」
と叫ぶが、一瞬にも満たないことで反応出来なかった。
盗賊は連携を組んでパスを繰り返し、どこかに消えた。
【クインスティータ】は、
「何をしているんですの、追って!」
と叫ぶ。
タティーは、
「は、はい……」
と慌てて追ったが、向こうは惑星ファーブラ・フィクタでプロの盗賊としてやっている集団である。
煙に巻くように、あっという間に居なくなってしまった。
【クインスティータ】は大会運営委員につめより、
「優勝賞品が盗られた場合はどうなりますの?」
と聞いた。
大会運営委員は、
「こちらとしましても優勝賞品をお渡しする前でしたら、私共の責任として追いますが、ご覧になられましたように、お渡しした後で、優勝者であるタティー・クアスン選手が盗られたので……こちらとしては出来るだけの事はさせていただきますが、お気の毒としか……」
と言った。