自己暗示として、自分を奮い立たせる。
 彼女は第二試合。
 これから行われる第一試合の後には彼女の出番となるのだ。
 タティーは、
「はぁ~っ……緊張する……」
 と声を漏らす。
 彼女の泣き言は今に始まったことではない。
 なんだかんだで彼女はどうにかしてきたのだ。
 今回もどうにかなると思っている【クインスティータ】達は落ち着いて自分に与えられた仕事をしている。
 慌てる事はない。
 どうせいつものことだ。
 そう見ていた。
 慌てているのは本人だけだった。
 震えているのは本人だけだった。