【リーチェニー】は、
「そ、そんな、お姉様……」
 と涙目になって訴えたが、この悪女にそれは通じない。
 彼女には帰ってお仕置きが待っていた。
 そんな見えない攻防があったことなどつゆほども知らないタティーは、
「彼女――無理して参加してたのね。彼女のためにもがんばらないと」
 と奮起した。
 こうして、どこか間抜けな展開となってしまった。
 優勝候補筆頭の【リーチェニー】の突然の棄権に大会本部は大あらわ。
 11組の予選大会参加者の中から敗者復活戦が行われるようになった。