タティーは、
「あ、ありがとうございます。うれしいです」
 とお礼を言った。
 それを見た【リーチェニー】は、
「ご、ごめんなさい、ごめんなさい、私、やっぱり出来ません」
 と妙な事を言った。
 実は、【ヴィホヂット】に命令されて、超強力な媚薬入りのお菓子を食べさせようとしていたのだ。
 要するにタティーに恥をかかせようという目論見である。
 タティーのまっすぐな笑顔に良心の呵責に耐えきれず、取り乱したのだった。
 まだ、【ヴィホヂット】の洗脳は完璧ではなかったのだ。
 タティーは心配し、
「大丈夫ですか?あ、良かったらあなたにもらったものですけど、お菓子でも食べて落ち着いてください」
 と言った。