04 予選大会


 タティーの精神統一に必要な事と言えばお風呂だ。
 だが、大会中、お風呂に入る事は出来ない。
 大会が終わるまで、タティーは登録したキャラクターになりきらなければならなかった。
 息抜きさえ出来ない。
 それが彼女を苦しめた。
 逃げたい。
 逃げ出したい。
 どこかへ消えたい。
 そう思うがそれを【クインスティータ】が許してくれない。
 彼女の気迫がタティーを追い詰める。
 タティーは特殊警察の署長という立場にある。
 だが、その権威を行使出来た事はほとんどない。