男を惑わすという役割を持たせるにあたって、タティーを除き、彼女ほどの適任者は早々見つかるものではないのだ。
 仮に見つかったとしても胸、くびれ、腰、足の四拍子揃った者など滅多に居ない。
 だからこそ、まるで蛇の様に狙った獲物は逃すまいと【ヴィホヂット】はあの手この手で【リーチェニー】を説き伏せる。
 今まで【リセンシア】にあてがわれた女達を通して、女の子を籠絡(ろうらく)する手段はいろいろと身につけて来た。