【クアンスティータ】の名前が出るだけでそれがただものではないことが容易に想像できたからだ。
 【リセンシア】が言うには、【ロスク】とは偽クアンスティータを生み出す段階で失敗した存在で、現在でもなお、1億5000万体以上の【ロスク】が存在していて、その処理を主に他の偽クアンスティータ達が行っているという。
 この惑星ファーブラ・フィクタにも数十体居ると言われているらしい。
 偽クアンスティータが忙しいというのはこのクアンスティータの汚点とも言うべき、【ロスク】の処理をするのが急務だったからでもあるという。
 【ロスク】にはまともな知能が無く、強烈な破壊衝動を持っているため、見つけ次第処分するしかないという。
 神話の時代に築かれたクアンスティータの伝説は、数々の不幸を産んでいた。
 【ロスク】もその一つとされる。
 【ロスク】の生まれたいきさつは不憫だとは思うが、破壊衝動のある存在をそのまま野放しには出来ない。