どうしようもないから、出来るだけタティーも自然体で行こうと心がけているが、いまいちペースがつかめない。
 タティーとしては出来るだけもめずに穏便に目的地に着くこと。
 出来れば、そこに運命の結婚相手と巡り会って、電撃入籍して引退。
 ――そんな、都合の良い妄想をするが、それがかなえられる事はまずないだろう。
 わかっている。
 わかっている、そんな事は、百も承知だ。
 だけど、出来ればリタイアしたいという気持ちが強くなってしまう。
 だって、女の子なんだもん。
 そんないいわけをしたくなる。
 誰もそんないいわけ聞いてくれないのはわかっているんだけど。
 歩いていれば、黙々と歩きに集中することが出来るかもしれないが、移動手段は、お皿型の浮遊装置となっている。
 座っていても目的地に自動で進んでくれるという便利なものだが、一応、お仕事なので、暇つぶしの道具を持ってきていなかった。