てっきり、さっきまで署長室で暴れていた【ヴェルト】の事だと思っていた。
 【ヴェルト】と【リセンシア】はコンビを組んでいる。
 つまり、【ヴェルト】が面接に来たという事は【リセンシア】もやってくるんだと察したのだ。
 彼らが何故、そこまで怯えるか?
 それは彼女が【地獄の仲人】と呼ばれるからだった。
 彼女はいわゆる腐女子。
 ボーイズラブ――男性同士の恋愛が何よりも大好物な女の子だった。
 ドスケベ四人衆はタティーというターゲットを求めているという事で同盟を組んでいる。
 だが、そこにはお互いに対する恋愛感情など、もちろん無い。