いつまで戦えば許される?
 誰もがそう思いながらもそれが出来ない。
 みんな怖いのだ。
 負けるのが。
 負けて何かをされるのが。
 負けて惨めな醜態をさらすのが怖いのだ。
 だから、戦いを止めない。
 これは愚かな事だと心の奥で気づきながらも誰もが戦いを止めないから自分達も戦いを止めない。
 戦いを最初に放棄するという勇気が誰も持てずにいた。
 それは琴太達とて一緒だ。
 敵が待ち構えているから戦う。
 その姿勢を崩さない。
 わかっている。
 わかっているのだ。