【K】は【最高】の力によって、ティアグラの配下となっている彼の邪魔者を排除してくれる琴太というお膳立てを見いだしていたのだ。
 今は頼りなくても琴太ならば、【K】の邪魔者である存在を排除してくれる。
 それがわかって居るから、琴太達に協力していたのだ。
 ただで助ける訳じゃ無い。
 それなりの見返りがあるから、助けているだけなのだ。
 【K】の予想どおり、琴太は自身の力を最大限に使い、ついには【加重撃】で【ルツ】を倒す事が出来たのだった。
 【ルツ】は、
「そんな、馬鹿な……」
 という言葉をあげたが、【K】にはやる前からこのビジョンが見えていた。
 結局、【K】の手のひらで転がされただけなのだ。
 そうとは知らない琴太達は素直に喜んでいた。
 知らぬが仏。
 少年【K】には裏がある。