ウェンディが、
「本当に良いのか?」
 と聞いた。
 【K】は、
「良いよ。あげるよ。僕が出す条件はティアグラ軍には僕にとって都合の悪い奴が一人いるんだ。そいつをどうにかして欲しい。それが僕の望みだよ」
 と言った。
 つまり、ティアグラと戦う事には別にかまわないと思っているが、ティアグラの仲間に【K】にとって都合の悪い存在が居るという事を言っていた。
 ドロシーは、【K】から切り札二つを預かる時に彼に触れ、サイコメトリーで見ようと思ったが、やはり彼の言うとおり、何も見えなかった。
 どうやら訳あって素性を隠したいらしい。
 【K】を全面的に信用する訳にはいかないが、ティアグラと戦うため、【ルツ】の切り札を欲しがっていた琴太達にとっては仲間として受け入れても良いという事になった。
 とりあえず、【K】の同行を許し、早速、サイコメトリーで見た二つの切り札についての説明をした。