このままじゃ本当に死んじゃうかも知れないわよ。
 止めて、導造君。
 導造君は、
「やれるのかい?」
 と言った。
 違うでしょ。
 止めるとこでしょ、今は。
 クリスティナは、
「うん……やれる……」
 と根拠の無い自信で答える。
 わかって無い。
 わかって無いよ、お二人さん。
 今は、クリスティナの力はほとんど無いと言っても良いのよ。
 ここに来て戦いの経験から多少、力を得たけど、それでも【ファイシャ】の置き土産として得ていた分裂能力も敵対した事によって不死の能力同様にどんどん弱まっていっていたじゃない。
 彼女はよわっていっているのよ。
 いたわるべき存在になりつつあるのよ。
 導造君、そこのところわかってる?