それが、抜界という宇宙世界を作っていたとしたら、何となく納得してしまうという存在だ。
 途中で消えたから存在があやふやになっているのだ。
 だけど、その【魔女ナァニ】が目の前に居る。
 正確には幻影だけど、確かに【魔女ナァニ】を名乗る女が目の前に居るのだ。
 【魔女ナァニ】は神話において、妹の魔女ニナに対して激しい対抗意識を持っていたとされている。
 なので、魔女ニナが13核の化獣を産むと知るや、自分もそれに対抗して、10匹の王獣(のけもの/能獣)を産んだとされている。
 王獣は化獣のように勢力という力こそ持たないものの、本体のパワーは化獣のそれに匹敵すると言われている。
 また、能獣とも言われるように、それぞれ、代表する特別な力を持っているとも言われている存在だ。