この女の力は【ファイシャ】のそれを大きく上回る。
 ハザード様は、
「何者だ?」
 と尋ねる。
 女は、
「魔女ナァニ――そう、名乗れば良いのか?」
 と言ってきた。
 どうやら、魔女ナァニ本人のようだ。
 導造君が、
「僕には貴女の子供、王獣の力が宿っているって聞いた。それはどういう意味なのでしょうか?」
 と勇気を持って話してくれた。
 私達ははっきり言ってこの女の気迫に気圧(けお)されて声を出せなかった。