わかって居る――、きっと吟侍君とお花ちゃんのパーティーはもっと上のレベルの相手と戦っている。
 ひょっとしたらクアンスティータと戦っているかも知れない。
 だけど、あの二人は引かない。
 それぞれのやり方で面と向かって戦っている気がする。
 それは幼なじみだからわかる感情。
 ずっとあの二人を見てきたから。
 憧れだったから。
 届かないとわかっていても目指してきた二人だから、私達の様に抜界には逃げずに戦っているはず。
 むざむざと殺されているとは思えない。
 私達でさえ、ここまでやれているのだから、二人はもっと先まで進んでいる。
 私達には二人の真似は出来ない。
 私達には私達のリーダーがいる。
 芦柄 導造という名前のリーダーが。
 頼りない――ううん、今は頼りになるリーダーが。