01 これまでの状況


 私は南条 朱理(なんじょう しゅり)、現在は仲間と共に、抜界(ばつかい)という宇宙世界に閉じ込められている。
 抜界に来たという事は、元居た、現界においては存在しないという事になってしまったという事を意味しているらしい。
 冗談じゃ無いわ。
 必ず元の世界に戻る――と言いたいところだけど、現界にはあの最強の化獣(ばけもの)クアンスティータが生まれちゃっただろうし、怖くて戻れない。
 オマケに、この抜界では、クアンスティータを恐れて逃げてきた【死の回収者ファイシャ】による支配が始まっちゃっている。
 敵対していた絶対者アブソルーター達も新絶対者、ネクスト・アブソルーターという新体制で私達に牙をむいてきている。
 そんな中、【ファイシャ】の配下となっていたジェンド・ガメオファルアと芦柄 導造(あしがら どうぞう)君の戦いがあった。
 なんとか引き分けたけど、本気で殺そうと思ったら導造君は恐らく負けていただろう。
 そんなジェンドは奥さんであるハイース・ガメオファルアが私達と行動していたという責任を負って、格下げになっていた。