ピリオドが、
「わ、私とした事が……あの程度の相手に」
 とますますいらついている。
 それを見ていたキャトラは、ピリオドの両頬をパンっと叩き。
「急がば回れだニャン。焦っても仕方ないニャン」
 とたしなめた。
 それを聞いたピリオドは、
「……はい……」
 と思わず言ってしまった。
 まさか、このメンバーの中で一番落ち着きのなさそうなキャトラに言われるとは思っていなかったからだ。
 キャトラに言われるようなら――とは思うが、冷静さを保つピリオド。
 自分の痛みであれば耐えられるが同族の苦しみに対しては何故これほど取り乱すのか?
 それは、彼は自分の一族を愛しているからだった。
 愛しているからこそ、焦り、いらつき冷静さを欠いてしまっている。
 だが、この愛するという気持ちは【古都百合】から引き継いだものでもあった。
 誇りでもあるのだ。