キャリアは、
「私が代わりに……」
 と言ったが、ピリオドは、
「いえ、先ほどは留守番だったので、今度は私にやらせてください」
 と言った。
 それは建前で、本音は進行の邪魔をしているリビングデッドが許せないのだ。
 是非とも自分の手でたたきのめしたいと思っているのだ。
 キャリアは、
「わかった。冷静にね……」
 と言った。
 ピリオドは、
「わかっています。冷静ですよ、私は……」
 と言ったが、その表情からは冷静さが感じ取れない。
 明らかにいらだっているようだった。
 戦いにおいて冷静さを欠くという事は命取りにもつながる。
 キャリアはその事が心配だったのだが、彼には通じて居なかったようだ。
 暴れているリビングデッドが思ったよりも強かったというのもあるが、冷静さを著しく欠いていたピリオドは敵の思わぬ反撃にあい、深手を負って帰ってきた。