第三章 冥界第三階層宇宙


 早速、巨大ブラックホールに入り、続く第三階層宇宙空間に進んだ。
 幽界では第二階層宇宙空間までだったので、冥界では一つ先まで進んだという事になる。
 仙神、善峰を捕まえているのは元、第二階層宇宙の強者、ゼットオメガだ。
 そんなゼットオメガもこの第三階層宇宙での覇権を取るのは難しい。
 大軍団を率いて鳴り物入りで第三階層まで来たは良いが、どんどん戦力を削られ、今はしがない殺し屋集団のリーダーに収まっていた。
 つまり、ゼットオメガは第三階層宇宙空間の強者ではない。
 その辺に居る、御山の大将程度のレベルでしかない。
 それでも、自分が第二階層の強者時代に取得したものについては何が何でも所有するという強欲ぶりを示していた。
 善峰は冥界では珍しい術を使っていたので、方術コレクターでもあったゼットオメガは自分の所有物として、なんとか、善峰の力を奪ってやろうと思って捕まえていたのだ。
 じっくり研究するつもりだったのだが、そうこうしている内に、戦力が削られていってしまい、研究は進んでいなかった。
 だが、とらえた善峰達の方術を解析すれば、自分達がのし上がる事は出来るはずだという希望を持っており、善峰を手放すつもりはなかった。